自閉症でピアニストをしている息子の関係で、ここ数年、海外でのコンサートに同行する機会がありました。そこでお会いする外国の方は、ネイティブの方はもちろん、そうでない方も皆英語でコミュニケーションが取れていて、日本人の私だけが取れ残されている気分でした。
話の内容が半分も理解できず、思ったことを英語の文章にすることもできず、「まずい!どうにかせねば」という気持ちをずっと抱えていました。そんなレベルながら、息子のこれまでの成長過程を英語でプレゼンするという機会もこれまでに2回あり、原稿を見ながら話す事は出来ても英語の質問にはとても対応できず、通訳者をつけてもらっていました。
そんな中、知人の「私、セブ留学してきたのよ~」の一言で、すぐに興味を持ちました。その後すぐ説明会に参加。大人数での説明会でなく個別相談だったので、自分聞きたいことが直接質問でき、リアルに留学した時の状況をイメージ出来ました。
事前無料スカイプレッスン
初めてのレッスンで、先生の英語が予想以上に聞き取れることにおどろきました。これは、申し込みが済んだ時点から週1のスカイプレッスンを受けたことによるものと思っています。私は10か月間受けました。
マンツーマン担任制、選べる授業内容
現地では、マンツーマンで担任制というのが何よりいいです。担任の先生が滞在中一貫して私の学習状況を把握し、それに応じて教材や内容を選んでくれたり、またこちらから希望を伝えることもできます。一日中教室でレッスンを受けるもよし、先生と一緒に英語で話しながら街に出るもよし。私は2週間のうち、2回ほど、マンゴーファクトリーとバジャウ族の暮らす地域に出かけました。
また、今後も海外でプレゼンをする予定があることを伝えると、プレゼンの機会をを作ってくれました。原稿やパワーポイントのスライドのチェック、発音や発表の仕方までとても細かく指導してもらいました。何度も発表スタイルで練習してはチェックを受け、いよいよ20分のプレゼン。事前にチラシも拡散してくれたので、たくさんの先生や生徒さんが集まってくれました。発表後の質問には自分の英語力をフル稼働して、もちろん英語で返答。あとでその時のビデオを見たら、へんてこな返答もたくさんありましたが、これは大変貴重な経験と今後の自信になりました。生徒さんの人数も20数名ぐらいで大所帯ではないので、アットホームで、日本人同士も仲良くなれるのもいいです。
先生の話す英語に集中して耳を傾け、とにかく自分のボキャブラリーを使って何とか言いたいことを伝えるという訓練ができました。言いたいことにピッタリの単語を知らなかったとしても、知っている単語の組み合わせで話していると、先生が正しく言い直してくれたり、私が理解できない時は例を挙げて何度も説明してくれました。
また、過去形で言うべきところをついつい現在形で話していると、タイムリーに直してくれ、時制にも気を付けるようになりました。とにかく50分のレッスンがあっという間で、 “Time flies so fast!”を連発していました。
2週間を通して、私にはボキャブラリーが少ないことと発音に課題があることが分かりました。完璧な英語を話すことばかりを考えるのではなく、とにかく口に出して言ってみることからすべては始まります。スカイプレッスンを続け、ホームステイの受け入れもより積極的にやっていきたいと思いました。そして、今後も色々なところに出向いて、息子のストーリーを英語で紹介していけたらと思います。