UESCに留学しました

私は以前から英会話や国際交流に興味を持っていました。英会話は、いつかしっかり勉強したいと思いながらも、「今は仕事が忙しいから」とできない理由をつけてずっとそのままにしてきました。

昨年、永年勤めた市役所を定年退職しました。自由になる時間ができたこともあり、これからは、これまでできなかったことにチャレンジしていこうと思い、思い切って以前から気になっていたセブ島の語学留学に挑戦してみました。それから、還暦を過ぎたもので、認知機能の保持と引きこもり防止の意味も含めて・・・。

実は昨年、どうしようか迷っている私に先んじて、娘が何を思ったか、いきなり休みを利用して（他校ではありましたが）一週間の語学留学を経験しました。その娘がそれまでセブ島行きを躊躇していた私の背中を押してくれました。しかも「一週間では短すぎて、慣れたところで終わってしまうよ。」というアドバイスをもらったので、まずはお試しに三週間の留学を決意しました。

次は学校選びです。セブ島には学校がたくさんあって迷いましたが、シニア世代が多い、ホテル滞在、先生の担当制によるマンツーマンレッスン、コミュニティーレッスンなどが決め手となり、こちらのUESCに決めました。その結果、期間も学校も大正解でした。

私の英語は、Grammar、Pronunciation、ともに決して褒められるものではありませんでしたし、特にVocabulary不足は救いようのないものでした。しかし、担当のアンジェリカ先生は、とてもフレンドリーで、持ち前の明るさで的確にわかりやすく教えてくれました。覚えが悪く同じことを何度も間違える私に、あきらめずに笑顔で丁寧に教えてくれました。「焦らずに少しずつ積み重ねれば大丈夫！」と励ましてもくれました。それから、先生とは日本とフィリピンの生活や文化の違い、社会問題、政治や経済、それにお互いの趣味や家族のことなどたくさん話をしました。

アンジェリカ先生は、いろいろなことを知っているし、自分の考えをしっかり持っていました。まだ若いのにしっかりしているなぁと感心させられました。

実は、昨年から日本語教師養成学校に通って日本語の指導法なども勉強していることもあり、外国語を教わる立場も経験したいというのも動機の一つとしてありました。その点で、先生たちの生徒との接し方やコミュニケーションの取り方、指導法はとても参考になりました。「何を言っているのか理解できない」「伝えたいけど伝わらない」こんな学習者側のフラストレーションもよく理解できました。お陰様で今回の語学留学でほんの数センチではありますが、前進することができたように思います。これからも勉強を続け、もっとレベルアップして、またこのUESCに帰ってきたいと思います。

最初は長いかなと思った三週間があっという間に過ぎ去りました。私はこの留学中にここで知り合った生徒の皆さんとツアーに出かけたり、いろいろな情報をいただいたり、ここには紹介しきれないほど多くの貴重な経験と良い思い出を得ることができました。
私の場合がそうだったように、私の体験談がこれから一歩を踏み出そうとしている皆さんの背中を押すことになれば、大変ありがたいと思います。

さあ、あなたも新しい世界に一歩踏み出してみませんか。