こんにちは、セブ常駐スタッフの新宮です。
先週、長年勤めている講師たちの台湾研修がありました。
異文化に直に接することで、より国際的な知見を広めてもらおうという目的で定期的に実施しております。
実は今回ちょっとしたハプニングで、先生達、危うく飛行機に乗り遅れそうになりました。
パスポート?持ってます。フライトのEチケットもあります。
なんと、イミグレで、出国許可が、下りない…!
日本ではまずこういうことはありえないのですが、フィリピン人の諸外国での不法滞在が問題になっている背景から、出国審査の際に、
「IDと職場の在籍証明を出しなさい、でないと出国を許可できない」
と言われてしまいました。パスポートって身分証明証にならないの…?
時間は早朝5時、フライトは午前7時。学校はそんな早朝から開いていません。
客観的に見てなかなかピンチでございます。
結果的には、当校のマネージャーがたまたま朝早く起きていて電話が繋がり、各種証明書の類を急いで添付ファイルで送って、40分前の搭乗時間ギリギリに何とか飛行機に飛び乗ったということです。
日本人がビザなしで行ける国はなんと190ヵ国。どの国でも大抵行こうと思えば飛行機のチケットを取って気軽に訪れることができます。世界一周やピースボートの船旅などがありますね。
対して、フィリピン人がビザなしで行ける国は25ヵ国。アジア圏ではアセアン諸国、台湾と韓国(チェジュ島のみ)の9ヵ国となっております。そして、ビザなしでも各種証明を準備しておかないと出国時に止められます。
日本のパスポートは最強とよく言われていて、国内旅行も海外旅行も同じような感覚で楽しむことができますが、フィリピン人が海外へ行くというのは、日本人が思っている以上にハードルが高いことのようです。