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変圧器は…なくてもいいかも?


こんばんは、実は第二種電気工事士!?な現地常駐スタッフの新宮です。
 
本日は日本から来られる方にたまにある、電気にまつわる失敗事例をご紹介します。
そう、タイトルにもあります「変圧器」

 

コンセントの形状は同じなのですが、日本が100Vに対してフィリピンは200Vの国です。
ですので、日本の電化製品をそのまま使用するとバチッ!一瞬で壊れてしまいます。
 

…と言うのはほぼ皆様ご存知なので、変圧器を持ってこられる方が年に10名様弱くらいかな、私の把握している限りではいらっしゃるのですが、個人的には重いし高いし実質使えないことが多いので、もし今から準備しようと思われている方がいらっしゃいましたら、今日の記事を読んで頂いて、ぜひ再考頂ければと思います。

変圧器は名前の通り、電圧を変える装置ですね。昔に比べればかなり小型化しています。
機能によって数千円のものから1万円弱のものまで色々あり、電気屋さんの海外旅行のコーナーで見つけることができますよ。
 
で、皆様に気を付けて頂きたいのが「ワット数」なんです…!
(ワットがしっくりこない方は、パワーだと思ってください!)
 
大抵の方が「日本のドライヤーを使いたい」から「変圧器」を持ってこられるのですが、ドライヤーの温風を出すために必要なワット数は、どのドライヤーでも1000W前後かと思います。
 
あらためて上の写真をご覧ください。ワット数は130Wとなっており、…全然足りません。
この場合どういうことが起こるかと言いますと、電源は入っても風が弱くて冷風しか出ません、あるいは冷風すら出ないかもしれません。
せっかく買って持ってきたのにー!ってがっかりしちゃいますよね。

ちなみに、日本の携帯電話・ノートパソコンはまず200V対応していますので、変圧器を通さなくても問題なく使えます。「100-240V」ってどこかに書いてあればOKです…!
 
こうなってきますと、せっかく変圧器をお持ちになっても、電気シェーバーなど熱を伴わない電気機器の使用にしか耐えてくれません。
 
と言うことがあり、私個人的には、使用目的がドライヤーに限られるのであれば、
「変圧器を買うくらいなら、現地で安いドライヤーを買った方が安いし楽」だと思います。


ロビンソンモールの回し者ではないですが、徒歩3分の所にあるモールの1Fで
最安のドライヤーが400ペソ(約800円)でした。1000ペソ以内で購入可能です。

 
ランクの良いホテルには部屋にドライヤーが付いていますし、レンタルできるホテルもありますよ。
また、フィリピンではそもそもドライヤーを使う習慣がなく、ローカルの人たちは朝シャワーを浴びて髪が濡れている状態で通学・通勤します。日本の感覚だと恥ずかしかったり違和感があるかもしれませんが、慣れたらどうってことないので、もしあまり気にされないのであればフィリピン流に自然乾燥でも良いかなと思います。



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