こんにちは、インターンの古屋です。
毎日のようにブログを書いていると、結果的に以前にインターンとして働いていた方と同じような内容のものになってしまうことが多いです。
現在いらっしゃっている生徒さんから、自分の経験のことを書いても面白いのではないかというアドバイスをいただいたので、今回は、昨年の世界一周中の経験について書いてみようかと思います。
ブログのテーマは「言語の必要性」なので、少しは学校と関係ある内容になるかと思います。
第1弾は、僕の中で一番記憶に残っている国についてです。
まずはこちらの画像を見て、どの国のことか予想してみてください。
正解は「キューバ」です。
キューバはアメリカ・フロリダ州の真下に位置しています。
アメリカのオールドカーばかりが街を走っており、明らかに他の国とは違った雰囲気でした。
エンターテイメントの類はほとんどないため、子供の頃に味わった夏休みを思い出すことができます。
綺麗なビーチに行くためにこんな道を延々と歩いたり
ビーチでお酒を飲みながらボーっとしたり
インターネットも、限られた公園やホテルの一部でしか使えないので、インターネットを使おうという気も無くなります。
必然的に人と話すしかやることがなくなるので、キューバでは現地の人とよく話していました。
キューバでは英語は全く通じず、スペイン語のみでの会話です。
僕はこの時、まだまだスペイン語に関して初心者で、日常会話ができる程度でした。
ただ、現地の人が使う言語を話せないのと少しだけ話せるのでは、できる経験が全く違います。
例えば、馬に乗って山の中を探検したり、
偶然声をかけられたキューバ人と一緒に、マウンテンバイクで20km以上、山と海沿いの道を走ったり、
この2つは現地の人から誘われなければ全く知ることのなかった情報でした。
ペラペラに喋れるわけではなくても、なんとか意思疎通できるレベルのスペイン語のおかげで、貴重な体験をすることができました。
さらに、現地の人と話すことで、キューバの不思議な雰囲気は共産主義国であることも強く影響しているということも、学びました。
(現在、世界で共産主義を採用しているのは、北朝鮮とキューバのみです。)
路上でプロ級の演奏者がジャズを演奏し、人々がそれに合わせて踊っているのを見ると、国民が幸せに暮らしている国という気がします。
しかし、キューバ人に話を聞いてみると、「共産主義の中でなんの競争もなく生きていて、毎日特にやりたいことがない」という人が多かったです。
これも、スペイン語が理解できなければ知ることのなかった知識でした。
このように、少しであっても言語を知っていて、現地の人と交流することができると、自分の思っている以上の経験をすることができます。
これは、もちろん英語にも同じことが言えます。
学校のこととはあまり関係ないかもしれませんが、僕が言語の必要性を感じた体験の話でした。