マアヨンブンタグ!(おはようございます)
インターン生の新宮(しんぐう)です。
海外に行く時は高級な服やアクセサリーは持っていかない。旅さすらいのバックパッカーなら常識です。
私も、帰国時には捨てていくつもりの服しか持ってきてないのですが。
ある日先生に、
「日本人って高級ブランド服っていうと、どういうブランドのものを着るの?」
と、唐突に尋ねられました。
え、高級ブランド…?シャネルとか?ブティックとか、そういう系?(全然詳しくない)
「高級ブランド?ブランドに疎くて思い浮かばないけど・・・、でもなぜ?」
「実は、以前担当していた学生さんがユニクロを着ていて、安い服を選んできたっていう話だったんだけど」
「うん」(まぁユニクロだし、妥当だよね)
「フィリピンではユニクロって十分高級ブランドなんだよね」
!?!?
考えてみれば確かに「そうかー」と思うのですが、カルチャーショックを受けた瞬間でした。
さて、前座はこれくらいにして、今日はフィリピンの主な食べ物の値段、金銭感覚、そこから起こりうるトラブルをご紹介します!
まず通貨から。フィリピンの通貨はペソで、日本円とのレートはざっくりと、1ペソ=約2円です。
(厳密に9月5日時点でのレートは1ペソ=2.14円ですが、計算しやすいので2円でいきますね!)
全体的に食べ物の値段は安いです。
例えば、学校の向かいにセブンイレブンがあるのですが、
ソフトクリームが15ペソ(30円)
肉まんは29ペソ~(58円~)
ドーナツは11ペソ~(22円~)
最低限、ポケットに50ペソ紙幣(100円)があればランチは何とかなります。
そして、学校周辺のファーストフードはというと、
ジョリビーでハンバーガーセットは60ペソ弱~(120円~)
バーガーキングのワッパージュニアのランチセットが99ペソ(200円)
正面の日本食レストランでご飯すると250~350ペソくらい(500~700円)
カフェでは、ブラックコーヒーが90~110ペソ(180~220円)
日本と比べれば、どれもお得に感じますが、その原因は人件費の安さにあります。
現在、フィリピンでは最低賃金が日給で約1000円(約500ペソ)となっており、
これを単純に8H労働とみなして時給へ換算すると、時給125円です。(本当にざっくりです)
さて、先ほど上に挙げた食べ物を時給125円として改めて見てみるとどうでしょう。
日本人にとっては全てが安く映る世界も、フィリピン人にとってはそうではないことが分かるかと思います。
この賃金格差を分かっておかないと、時々トラブルになってしまうのですが・・・
わかりやすく、日本円で考えてみましょう。
あなたは今、時給800円で働く学生アルバイターです。
最近、同じ大学に通う留学生の友達ができました。留学生の友達があなたに言います。
「今日の夜、ディナーに行かない?」
もちろん行くよと答えて、レストランでメニューをみて驚きました。
一品4500円、7000円・・・ドリンクが1200円?
「何にするか決めた?」
外国人の友達が尋ねます。
(えっと・・・、これはお会計どうなるんだろう・・・?)
・・・フィリピン人と日本人の金銭感覚の差を語るのに、上記の内容は決してオーバーでもなんでもありません。
加えて、フィリピン文化として、誘った側が出す、持っている人間が出す、というのが
普通の感覚であり、暗黙の了解となっています。フィリピン人同士でもそのようです。
日本人慣れしているフィリピン人は割り勘の可能性があることを分かっているのですが、
そうじゃないフィリピン人は、このフィリピンの文化から、当然向こう持ちだと思っています。
割り勘のつもりで誘っていると・・・、言わずもがな、お会計の時に険悪なムードに・・・。
このようなことが起こらないように、フィリピンの賃金事情と文化は前もって知っておきたいですね!
念のため、これは最低賃金での話ですので、上流階級のフィリピン人ですと話が違って来たりしますが、
現地の人を食事に誘う時には、上記の内容を考慮して店を選ぶか、日本人の側が気前よく負担してあげましょう。
ほとんどないと思いますが、逆にこれを利用して強請ってくるフィリピン人にはNOと言える姿勢も必要。
難しいところでもありますけどね。こじれる前に、困ってしまったら相談してください。
次回は、私が2週間滞在していた、CEBU R HOTEL について触れたいと思います。