こんにちは、インターンの古屋です。
セブ島でインターンを初めて約2ヶ月が経ち、他の語学学校の日本人インターンと話す機会が何度かありました。
その中で、学校のシステムについてとても重要なことに気が付きました。
それは、担任制でない学校では、生徒の成長が生徒の責任となっているということです。
(担任制とは、留学期間中1人の生徒に1人の先生が担任としてマンツーマンで指導することを言います。)
今回はセブ島留学を考えられている方向けに、ちょっと真面目なお話です。
セブ島留学を考えられている全ての方に有益な情報になれば思います。
以下では、セブ島に多く存在する学校と、当校のシステムを比較していきます。
注目するのは以下の3点です。
担任制 or 授業ごとに先生が変わる
先生の雇用体系
授業の組み方
今回は「担任制 or 授業ごとに先生が変わる」についてお伝えしようと思います。
担任制のいいところ
1先生がより責任を持って生徒に指導する
担任制においては、生徒の成長は先生の責任です。
先生は、担当の生徒の満足度・成長度が直接自分の評価となるので、責任を持って授業に取り組みます。
当校の先生たちは朝8時から17時までの8時間勤務(昼休み1時間)ですが、生徒さんの授業は6時間なので、残りの時間で次の日以降の準備をします。
これは、他の学校には見られない特徴ではないかと思います。
2繋がりのある授業が受けられる
先生が変わらないので、生徒の弱点を先生がしっかりと覚えています。
一コマごとに変わる授業を受けるのであれば、「DMM英会話」など日本でも受けられるサービスがあるので、そちらでも代替可能ではないかと思ってしまいます。
値段もオンライン英会話の方が格段に安いですし…
他校のインターンで働いている人は、ここが一番の問題点だという意見の方が多かったです。
数ヶ月働いても特に変化を感じられないという人すらいました。
僕はインターンとして働きながら、1週間・2週間と同じ先生から指導を受けられているので、英語力が確実に伸びているのが実感できます。
多くの方が感じる担任制の不安点
1先生が合わなかったらどうしよう…
英語はコミュニケーションなので、いくら教えるスキルが高くても人柄がよくなければいい先生とは決して言えません。
特にセブ島の語学学校はマンツーマン授業が特徴なので、集団授業以上に先生の人柄が重要になります。
当校の採用では、スキルがあること以上に、話しやすい人柄であるかを見ているように感じます。
そのため、先生が話しにくいということはほとんど起こっていません。
もし、どうしても先生の授業が楽しくない場合、もちろん先生を変更することは可能です。
1ヶ月以上滞在される方は、何人かの先生から教わることもあります。
(先生が合わないという訳ではなく、いろいろな先生の授業を受けてみたいとの思いから)
2それぞれの分野のエキスパートから教わった方が効率がいいのではないか?
TOEIC、英検などの資格試験を得意とする先生は、どうやってスコアを伸ばすかを知っています。
子供に教えるのが上手な先生は、どうやったら子供が興味を持ってくれるかも熟知しています。
初心者に教えるのが得意な先生は、どこで生徒がつまずき易いのかを知っています。
各分野のプロフェッショナルから学ぶためには、担任制がベストだと感じています。
「時間ごとに先生が変わる」=「時間ごとに先生の得意とすることが変わる」ということを意味します。
別々の先生から別々のことを習うより、自分の習いたいことを継続して一人の先生から習う方がよっぽど効率がいいのではないでしょうか。
逆に、授業ごとに先生が変わるメリット
1いろいろな先生と知り合うことができること
いろいろな考えを持つ先生と話すことはとても有益です。
しかし、先生たちが1コマごとに変わるため、自己紹介&好きなもの紹介で授業が終わってしまうこともしばしばあるようです。
※実は1コマごとに先生を変えるのは実は学校側の都合です。
全ての先生が働いている状態をキープして、できるだけ少ない先生を雇うのが、ビジネスとしては鉄則なのかもしれません。
2ビジネスとして利益が出やすいので、値段が安い
「自分でどうやって勉強するかが明確に決まっており、先生たちには勉強の補助をしてもらう」というくらい、やること&やり方が決まっていれば、担任制でなくてもいいのかもしれません。
※その場合に関しても、担任制でないということはビジネス英語を全く知らない先生が授業を受け持つというような可能性もあるということを注意していただきたいです。
以上が、担任制のメリット、先生が変わるメリットの比較です。
人それぞれ意見があるとは思いますが、僕は担任制の方が確実に効率が良いと感じています。
単純に値段で比較すると先生が変わる方が安くていいと感じるかとは思いますが、1週間あたりに学べる質と量を考えると、担任制の方が圧倒的にコストパフォーマンスに優れているのではないかと思います。
次回は、少しリアルな話になってしまいますが、先生たちの雇用体系について比較してみたいと思います。